トイレの水が流れ続けていた

“東日本大震災での出来事。
被災後、自宅に戻り家中確認作業をしました。
トイレがずれており、床が濡れておりました。
自分で確認したところ、留めてあるピンのような
物が外れており、8階の我が家。
トイレが出来ないのは大変だと思い、すぐに
管理会社に連絡し、運良く翌日に業者さんが
来てくださることに。
修理の際、お話を聞いたところ
トイレがずれただけでたいしたことはないとの
ことで、大変な時期でもあったので
安堵した気持ちと、こんな時に来てくださったことに
とても感謝しておりました。
ところが、毎月の上下水道の支払いになり
何故か水道代が増えている気がしました。
被災し、こまめに洗濯もするようになったり
お風呂も溜めるようにしたので
使いすぎているのかなと思っておりました。
数年が過ぎ、トイレのトイレットが壊れたので
新しいものに交換して頂くことになりました。
パネル等も変わり、業者さんから使用方法など
説明されていた時でした。
業者さんに、お客さんずっとトイレの水が流れ続けていたけど、水道代高くなかったですか?
と言われ、びっくり致しました。
説明を受けたところ、タンクの中に部品が壊れていて
ずっと流れ続けていたとのこと。
実は台所の隣にトイレがあり、チョロチョロと
水の流れる音を聞いていて、不思議に思っておりました。
はじめからの経緯をお話しし
見逃したのかな?水道代もかかってた話だから
その時の業者さんに話すか、水道局に相談しては?
とアドバイスされました。
時も立ちすぎておりましたし、私の知識不足ですので
そこで終わりにしました。
とても悲しかったですが、お陰様で水道代は
元に戻りました。
これからは気になることは、話を聞いて
このようなことがないように気をつけます。”